Landing page LPO

【制作者も必見】ランディングページ(LP)キャッチコピーの数値トリックを見破るコツ

ランディングページ(LP)のキャッチコピーなどでよくある「○○%改善」や「1億円の売上UP」と表記されるキャッチコピーの実績数値のトリックを見破るために確認しておきたい項目を数値のタイプ別にご説明します。

trick

ポイントは「期間」と「変化前後の実数」

実績数値を紹介する際によく利用される型として

「比率型」

「増減値型」

の2つがあると思いますが、基本的に実績数値に惑わされないように確認しないといけない点は「期間」と「変化前後の実数」の2つです。

では、それぞれのタイプで具体例を用いてご説明させていただきます。

タイプ1. 比率型

実際の数値を見せずに、改善幅を強調して事例として宣伝するタイプのことです。

「CVRが200%改善しました」

「前年の1/3に予算が削減できました」

など比率で表示される実績タイプですね。

このタイプで前述の2つの項目の確認が重要な理由を説明します。

1. 期間

どの程度の期間でその改善実績が達成されたのでしょうか。

1週間、1ヶ月、はたまた1年でしょうか。

時間というコストを計算しないことにはその事例のインパクトを把握できません。

2. 実数

改善の比率だけでなく、具体的にどの数値がどのくらいの数値に変化したのか絶対値を把握するようにしましょう。

例えば、

■ECサイトの売上を3ヶ月で売上を50倍にした事例

■ECサイトの売上を1年で3倍にした事例

多くの人は前者の方に惹かれると思います。

期間も3ヶ月と1年より短く、なによりその期間で売上を50倍にしているからです。

しかし、下記の2つだったらどうでしょう。

■当初売上10万円だったECサイトの売上を3ヶ月で50倍の500万円にした事例

■当初売上1億円だったECサイトの売上を1年で3倍の3億円にした事例

おそらく今度は後者の方のお話がそそられるでしょう。

とても魅力的だった「3ヶ月で売上50倍」という実績が、「10万円」、「500万円」という周辺情報となる実数を知るだけで

・元々あまり本腰をいれて運用されていなかったのかな?

・立ち上げたばかりのサイトの運用をお手伝いしたのかな?

という疑問を持つことができて、実はみせかけの数字ということに気づき、一気に本質、本来の状況を把握できる様になりますね。

逆に後者の例は「1億円」、「3億円」という数字がでてくることで

・元々大きな売上だったサイトの売上をどうやって改善したんだろう?

・広告によってユーザーを集めるだけではこの変化は生まれそうにないな

といった疑問が生まれ、「良いものをさらに良くする」という改善力としてはこちらの企業の方がもっていそうだな、と想像することが可能になります。

立場を逆転させると、ランディングページにおいて後者の実績を宣伝したい企業にとっては単に「売上を3倍にしました」ではなく

「当初売上1億円だったECサイトの売上を1年で3倍にしました」というように実数を交えて背景をしっかり説明したほうが潜在顧客を惹きつけることができそうです。

増減値型

こちらは逆に、比率を表示せずに増減値のみを強調する実績提示方法です。

「1億円の予算削減に成功」

「登録者が3,000人増えました」

などがこちらの例です。

こちらのタイプで確認したい点は下記の通り。

1. 期間

この点は比率型と同じです。

事例を見る際というよりは、数字を見る際に「期間」に気をつけるのは基本です。

2. 変化前後の実数

こちらも基本的な考え方は比率型と同じですので、具体例で見て行きましょう。

■1億円のシステム費の削減に成功しました

■500万円のシステム費の削減に成功しました

(そもそも1億円も予算ないよ、というユーザーを除いて)前者の方が魅力的ですね。

しかし、下記のような情報が追加されたらどうでしょうか?

■元々100億円の勤怠管理システムを○○に変更することで年間1億円のシステム費の削減に成功しました

■元々800万円の勤怠管理システムを△△に変更することで月間500万円のシステム費の削減に成功しました

比率型の例と同じように、周辺の実数情報を知れば後者の方が圧倒的に効率的な費用削減であることが分かり、一気に魅力的になりますね。(実質年間6,000万円の経費削減ですし)

トリックの見破り方を知ることで、コピーの本質が見えてくる

本記事で本来お伝えしたかったことは、自分がユーザーとしてランディングページを見る際に数値トリックを見破る方法、だけではありません。

上手なトリックの見破り方を知ることで、必要な周辺情報を正確にユーザーに伝えなければ本来のキャッチコピーの意図が伝わらない、という制作者が理解しておくべきこともお伝え出来たはずです。

「ユーザーはファーストビューを見て3秒でLPを判断する」等と言われ、ファーストビューやメインコピーを簡潔にする例が多く見られます。

しかし、核となる情報を見極め、「削っていい箇所」「削ってはいけない箇所」を正確に把握した上でシンプル化しなければ、本来顧客になるユーザーにまで魅了を伝えられず逃してしまうことを理解して置かなければいけません。

まだまだあった!続・世界のA/Bテスト・LPO事例30選